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Windows Update 後に PC の調子が悪い ~更新のアンインストールで解決~

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Windows Update 後に PC の調子が悪い ~更新のアンインストールで解決~

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 Windows Update は、お使いのパソコンを最新の状態に保ち、セキュリティを強化するために非常に重要な機能です。しかし、稀に Windows Update を実行した後に予期せぬ不具合が発生することがあります。
例えば、”パソコンの動作が遅くなった” “特定のアプリが起動しなくなった” といった症状に悩まされていませんか?実は、Windows Update が原因で不具合が生じた場合、更新プログラムをアンインストールして元の状態に戻すことで解決できる可能性があります。
この記事では、Windows Update 後に発生した不具合を”更新の履歴”から確認し、問題のある更新プログラムをアンインストールすることで安全に解決する方法を分かりやすく解説いたしします。もし Windows Update 後にパソコンの調子が悪くなったと感じたら、ぜひこの対処方法をお試しください。
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ご注意

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 こちらを実行する事により、必ず症状が直るというものではありません。
各々の自己責任にて、よろしくお願い致します。

Windows Update 後に不具合?よくある症状と原因

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 Windows Update を適用した後に、様々な不具合が発生する可能性があります。よくある症状には以下のようなものがあります。

  • パソコンの起動やシャットダウンに時間がかかるようになった
  • インターネットに接続できなくなった
  • 特定のアプリケーションが正常に動作しない、または起動しない
  • ブルースクリーン(エラー画面)が表示される
  • 周辺機器(プリンターやマウスなど)が認識されなくなった

Windows Update で起こりうる不具合

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 これらの不具合は作業効率の低下やデータの損失につながる可能性もあるため、早めの対処が必要です。もし Windows Update 後にこれらの症状や、普段と異なる動作が見られた場合は、更新プログラムが原因である可能性があります。まずは慌てずに、どのような不具合が発生しているのかを具体的に把握していきましょう。

なぜ Windows Update で不具合が起きるのか?

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 Windows Update はセキュリティの脆弱性修正や新機能の追加など、システムを改善するために提供されますが、なぜ不具合を引き起こすことがあるのでしょうか。
主な原因としては、以下が挙げられます。
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  1. ハードウェアやソフトウェアとの互換性の問題:世の中には多種多様なパソコン構成やソフトウェアが存在するため、全ての環境で完璧に動作することを保証するのは困難です。
  2. ドライバーや常駐ソフトとの干渉:特定のドライバーや常駐ソフト、あるいは古いバージョンのアプリケーションが、新しい更新プログラムと干渉して不具合を起こすことがあります。
  3. ファイルの破損:更新プログラムのダウンロード中やインストール中にファイルが破損してしまったり、システムファイルに予期せぬ変更が加えられたりすることもあります。

 Windows Update による不具合は、必ずしもマイクロソフト側の問題だけでなく、個々のパソコン環境に起因する場合もあることを理解しておきましょう。

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更新の履歴から不具合を解消!アンインストール手順

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 Windows Update 後に不具合が発生した場合、まずはどの更新プログラムが原因であるかを見極めるために “更新の履歴” を確認しましょう。”更新の履歴” には、いつ、どのような更新プログラムがインストールされたかの記録が残っています。

アンインストールする際の注意点

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 Windows Update の更新プログラムをアンインストールする際には、いくつか注意すべき点があります。

  • セキュリティリスク:セキュリティ関連の重要な更新プログラムをアンインストールすると、お使いのパソコンがセキュリティ上の脆弱な状態になる可能性があります。不具合が解消された後は、問題のあった更新プログラムが修正されるのを待つか、別の対策を講じる必要があります。
  • アンインストールの制限:全ての更新プログラムがアンインストールできるわけではありません。特に大型の機能更新プログラムなどは、アンインストールできない場合や、アンインストールに時間がかかることがあります。
  • 予期せぬエラーの可能性:アンインストール作業中に予期せぬエラーが発生する可能性もあります。作業前には、万が一に備えて重要なデータのバックアップを取っておくことを強く推奨します。

更新の履歴の確認方法

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 スタートメニューを開き、”設定”(歯車のアイコン)をクリックします。
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 左欄のメニューから “Windows Update” を選びます。
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 右欄の “更新の履歴を表示する”をクリックします。
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 表示された画面では、以下のように種類別に分類されて更新プログラムが表示されます。

  • 機能更新プログラム
  • 品質更新プログラム
  • ドライバー更新プログラム
  • 定義更新プログラム
  • その他の更新プログラム
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 不具合が発生した日付と照らし合わせて原因となっていそうな更新プログラムを特定しましょう。特に最近インストールされた更新プログラムに注目すると良いでしょう。
ここでは確認・推測特定だけしておきます。次にそのプログラムをアンインストールに取り掛かりましょう。

特定の更新プログラムをアンインストール

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 次に現在確認している “更新の履歴” を一番下までスクロールさせると見える “関連設定” - “更新プログラムをアンインストールする” をクリックします。
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 “更新プログラムをアンインストールする” の画面が表示されます。一覧から、アンインストールしたい更新プログラム(通常は “KB” から始まる番号や日付で確認)を探します。
該当するプログラム右側の “アンインストール” をクリックします。
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 さらに “この更新プログラムとその関連情報はアンインストールされます。” のメッセージがポップアップ表示されましたら “アンインストール” をクリックすると、アンインストールが開始されます。
アンインストールが完了したら、パソコンを再起動して不具合が解消されたか確認しましょう。

Windows Update の不具合を未然に防ぐには?

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 Windows Update による不具合を完全に避けることは難しいかもしれませんが、事前の対策でリスクを軽減することは可能です。その最も基本的な対策が、更新プログラムを適用する前にシステムのバックアップを取っておくことです。

  • システムの復元ポイントの作成:Windows に標準で搭載されている機能で、システムの状態を保存します。
  • 重要データの個別バックアップ:外付け HDD・SSD やクラウドストレージに重要なファイルをコピーしておきます。

 万が一、Windows Update 後に深刻な不具合が発生し、更新プログラムのアンインストールだけでは解決しない場合でも、バックアップがあればシステムを正常な状態に復元できます。
定期的に、そして特に大きな更新プログラムを適用する前には必ずバックアップを作成する習慣をつけましょう。データの損失や長時間のダウンタイムを防ぐために、この一手間を惜しまないことが重要です。

更新プログラムの情報を確認する習慣

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 個人での使用の場合、ここは読み飛ばしていただいて構いません。お仕事でお使いの場合、知っておくと時間を掛けずに修復する事も可能となります。
Windows Update の不具合を未然に防ぐもう一つの方法は、適用される更新プログラムの情報を事前に確認する習慣をつけることです。
更新プログラム情報の確認方法は、

  1. Windows Update の設定画面で”更新プログラムのチェック”を行った際に、インストールされる更新プログラムの KB 番号(Knowledge Base 番号の略で、例えば “KB4567890” のような形式)を確認します。
  2. その KB 番号をインターネットで検索し、マイクロソフトの公式サポートページや技術情報を調べます。
  3. 既知の問題や不具合、その回避策などが記載されていないか確認します。

 特に、過去に特定の更新プログラムで不具合を経験したことがある場合や、業務に不可欠な特殊なソフトウェアを使用している場合は、慎重に情報を収集することをお勧めします。これにより、潜在的な問題を事前に把握し、更新を一時的に見送るなどの判断ができるようになります。

よくあるご質問(FAQ)

Q1: 更新プログラムをアンインストールしても問題は解決しませんでした。他に試せる方法はありますか?

A1: 更新プログラムのアンインストールで解決しない場合は、以下の方法をお試しください。

  • システムの復元ポイントからの復元
  • セーフモードでの起動と問題の切り分け
  • マイクロソフトの公式トラブルシューティングサイトの利用

Q2: アンインストールした Windows Update を再度インストールしないようにするには?

A2: 特定の更新プログラムを再度インストールしないようにするには、”設定” - “Windows Update” - “利用可能となったらすぐに更新プログラムを入手する” のスイッチ箇所を【オフ】にして、更に “更新の一時停止” 機能も利用して、次回の月例更新までの期間を 4・5 週間一時停止する等、更新させないようにしておきましょう。
但し、自動更新の完全停止はもちろん推奨されておりません。各自の責任においてお願い致します。

Q3: すべての更新プログラムをアンインストールすることはできますか?

A3: いいえ、すべての更新プログラムがアンインストール可能ではありません。特に累積更新プログラムや機能更新プログラムなど、一部の更新プログラムはアンインストールできない場合があります。

Q4: Windows Update を完全に無効にすることはお勧めですか?

A4: セキュリティリスクが高まるため、Windows Update を完全に無効にすることはお勧めしません。代わりに、更新のタイミングを制御する上記 “更新の一時停止” 機能を活用することをお勧めします。
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おわりに

 Windows Update はパソコンを安全かつ快適に利用するために不可欠な機能ですが、時として不具合の原因となることもあります。
しかし、今回ご紹介したように、 Windows Update 後に不具合が発生した場合でも、”更新の履歴”を確認し、原因と思われる更新プログラムをアンインストールすることで、多くの場合、元の状態に戻すことが可能です。
慌てずに対処法を知っていれば、安心して Windows Update を利用できます。また、日頃からバックアップを取る、更新情報を確認するといった予防策を講じることで、不具合のリスクをさらに低減できます。
この記事が、 Windows Update に関するトラブルでお困りの方の一助となれば幸いです。

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出典

出典:Microsoft Windows Update : :よくあるご質問

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