・Windows 10 のフォトが使いにくい。
・フォトの立ち上がりが遅くて、イライラする。
・コンタクトシート印刷(インディックスプリント)の設定が無い。
以上の様なご相談が御座いましたので、お答えしたいと思います。
Windows 10 になり 標準ビューアーが “Windows フォトビューアー” から”フォト” アプリに変更になりました。すぐに画像を見たい時にパッと立ち上がる”Windows フォトビューアー” は便利でした。
Windows Vista 以前には自分でお気に入りのビューアーを探して、ACDSee・IrfanView・Susie・XnView・ViX 等、あれこれ試していたものですが、”Windows フォトビューアー” が使えるようになってからは、特に別途探さなくてもそこそこ使えていたので、当たり前になっていました。
と言う訳で、標準ビューアーを昔の”Windows フォトビューアー”に戻してみましょう。ご紹介するのは3通りになります。ご自身の環境に合った方法の1つを行なって下さい。
準備
”エクスプローラー” を開いてから、メニューバーの”表示” > “□ ファイル名拡張子”をクリックして☑を付けて下さい。これによりファイル名の後ろに”.png” や “.jpg” と言った文字が表示されるようになります。この部分を “拡張子” と呼びます。
この拡張子によってパソコンは関連付けを行います。例えば “.doc” や “.docx” だったら “Microsoft Word” でそのファイルを開けという関連付けを行います。今回はこの”.png” や “.jpg” が関連付けされている”フォト” アプリから “Windows フォトビューアー”に関連付けを変更してしまおうと、いう事になります。
方法1 ~ Windows 7・8・8.1 から 引き継ぎでアップグレードされたPC用 ~
1_01. 画像ファイルを右クリック > “プログラムから開く(H)” > “別のプログラムを選択(C)” をクリック。
1_02. ”Windows フォトビューアー” をクリック > “常にこのアプリを使って .○○○ファイルを使う” をクリックし ☑ を付けて OKをクリック。
1_03. これで次回からは .○○○ファイルをダブルクリックすれば、”Windows フォトビューアー” で表示されるようになります。( .○○○ の画像ファイル拡張子としては、.jpg .png .gif .bmp .tif 等があります。各々の拡張子ごとに上操作を行って、拡張子に関連付けをしてください。)
方法2 ~ Windows 10 パソコンを新しく買われた。もしくはクリーンインストールしたPC用 ~
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll] [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell] [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open] "MuiVerb"="@photoviewer.dll,-3043" [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\command] @=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\ 00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\ 6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\ 00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\ 25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\ 00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\ 6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\ 00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\ 5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\ 00,31,00,00,00 [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\DropTarget] "Clsid"="{FFE2A43C-56B9-4bf5-9A79-CC6D4285608A}" [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print] [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\command] @=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\ 00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\ 6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\ 00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\ 25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\ 00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\ 6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\ 00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\ 5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\ 00,31,00,00,00 [HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\DropTarget] "Clsid"="{60fd46de-f830-4894-a628-6fa81bc0190d}"

2_02. メモ帳もしくは普段お使いのエディターに貼り付け、保存をして下さい。ファイル名+拡張子を今回は “image.reg” で保存して下さい。その際に “ファイルの種類(T)” を”すべてのファイル(*.*)” に必ずして下さい。ここが”テキスト文書(*.txt)” のままですと”image.reg.txt” というファイル名になってしまいテキスト扱い、メモ帳で開く様になってしまいます。

2_03. 最悪の場合を考え、現在のレジストリをバックアップしておきます。
スタートボタン右検索BOXに「regedit」と入力し、”最も一致する検索結果”に表示された “regedit コマンドの実行”をクリックしてレジストリエディターを立ち上げます。

2_04. ”ファイル(F)” > “エクスポート(E)” をクリックして、名前を付けて保存をしておきます。こちらは”master.reg”というファイル名にしておきました。このファイルは失敗時に使う物なので、今回は使いません。あくまでもバックアップファイルです。

2_05. レジストリのバックアップファイルが出来たところで、ここからレジストリの書き込みをしていきます。初めに作っておいた”image.reg”をダブルクリックして下さい。

2_06. ユーザーアカウント制御が開き、”このアプリが PC に変更することを許可しますか?” と表示されますので、はい(Y) をクリック。

2_07. レジストリエディタ―の警告ウィンドウが開きます。”情報を追加すると、値が変更または削除されてしまい、コンポーネントが正常に動作しなくなることがあります。 C:\Users\ユーザー名\Desktop\image.reg のこの情報ソースを信頼しない場合は、レジストリに追加しないでください。 続行しますか?” と少々怖い事項が書いてありますね。しかしながらここは、はい(Y)をクリックして進みます。

2_08. ”C:\Users\ユーザー名\Desktop\image.reg に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。”と表示されましたら、 OKをクリックします。(ディレクトリの表記がバックスラッシュで表示されている方は ¥ 円マークに置き換えてお読み下さい。)

2_09. 続いてプログラムの関連付けを行います。どんな画像ファイル( 拡張子 jpg・png・gif・bmp 等 )でもよいので、右クリックして”プログラムから開く(H)” > “別のプログラムを選択 (C)” をクリックします。

2_10. このファイルを開く方法を選んでください。と表示されますので、”その他のアプリ↓” 青文字箇所をクリック。

2_11. その他のオプションが増えますので、”Windows フォトビューアー” を探してクリックします。その下にある “□ 常にこのアプリを使って、.○○○ファイルを開く” をクリックして☑を付けてから、 OKをクリックします。これで関連付けが出来ました。
方法3 ~ フリーソフトを使用して、Windows フォトビューアーに関連付けを行う ~

3_01. ”Restore Windows Photo Viewer to Windows 10″ と言うフリーソフトをパソコンにインストールして行きましょう。こちら http://www.authorsoft.com/restore-windows-photo-viewer.html をクリックして下さい。

3_02. AuthorSoftページが開かれますので、ページ内 “Download Now (1.25MB)“をクリックして保存をして下さい。(このファイルサイズはバージョンアップ等で変わっている場合もあります。)

3_03. 保存した”RestoreWindowsPhotoViewerSetup.exe” をダブルクリックします。

3_04. UAC(ユーザーアカウント制御)が開きます。 “この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?” と脅されますが、 はい(Y)をクリックして進みます。

3_05. インストール画面が表示されました。”インストールを続けるならば、他に開いているアプリケーションを全て閉じろ。” と書いてありますね。他のプログラムが立ち上がっていましたら、一応 ☒ で閉じておきましょう。そして Next>をクリックします。

3_06. 次の表記にはインストール先をどうするか尋ねていますが、通常はそのままで良いでしょう。 Next>をクリックします。

3_07. スタートメニューに置かれるフォルダー名を変更する箇所ですが、これもデフォルト(既定)のままで良いと思われますので Next> をクリックします。

3_08. ”デスクトップにアイコンを作成しますか?” との事なので、☑を入れたままにしておきましょう。 Next>をクリックします。

3_09. このようにインストールしますと確認です。問題が無ければ Install をクリックしてインストール作業を進めましょう。

3_10. ”Launch Restore Windows Photo Viewer to Windows 10″ の☑を付けたまま Finish をクリックしますと”Restore Windows Photo Viewer to Windows 10″ が立ち上がります。

3_11. ”Restore Windows Photo Viewer” が立ち上がりました。上段 “Photo & Picture File Type”の箇所に ☑が付いている画像拡張子を “Windows フォトビューアー” に関連付けを行います。下段 “Apply to Users” はこのプログラムを使えるユーザーを自分だけ(Just me)にするか、みんな(All useres on this computer)にするかをラジオボタン◉で決めます。1台のパソコンを家族みんなで別々にアカウントを作ってお使いの場合、ここを設定します。
よく分からない場合は一切設定箇所は触らずに、左下 Restore Windows Photo Viewer ボタンをクリックしますとすべての画像ファイルが、”Windows フォトビューアー”で立ち上がるようになります。

3_12. ”成功しました。” ウィンドウが表示されます。 OKをクリック。

3_13. コントロールパネルが開きますが、☒で閉じてしまって構いません。

3_14. Exitをクリックしてプログラムを終了します。
画像や背景色が黄色やクリーム色になってしまった場合。
パソコンに画像処理ソフトがインストールされている場合や、複合機・スキャナー等を接続されている場合は、既にカラープロファイルが適用されておりこの作業は行わなくても大丈夫な場合があります。

4_1. スタートボタン右の “検索テキストボックス” に「colorcpl」と打ち込み、検索結果に表示された ” colorcpl(色の管理) ” をクリックします。

4_2. 色の管理ウィンドウが表示されましたら、”デバイス” タブが選択されていると思いますので、デバイス(D):の箇所 V ボタンをクリックして、” ディスプレイ:1.○○○ “をリストから選択クリックし、そのすぐ下 ” □このデバイスに自分の設定を使用する(U) ” をクリックし ☑ を付ける。

4_3. ウィンドウ左下 追加(A)… ボタンをクリック。

4_4. カラープロファイルの関連付けが表示されますので、ICCプロファイル “sRGB ICE61966-2.1” をクリックし、続けて OKをクリックします。

4_5. 表示されているプロファイルが “sRGB ICE61966-2.1(規定)” となればOKです。もしなっていない場合、追加された “sRGB ICE61966-2.1” をクリックし、 規定のプロファイルに設定(S)をクリックし、右下 閉じるをクリックします。全てのウィンドウを閉じて、一旦再起動を行なって下さい。
動画解説●昔の Windows フォトビューアーがWindows 10で使いたい!!
おわりに
Windows 10 クリーン インストール後、Windows フォト ビューアーが・・・
Restore Windows Photo Viewer to Windows 10
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